『オールド・ボーイ』監督：スパイク・リー

韓国版の方は2003年でもう10年以上経過してるんだという感慨があるんだけど、例によって詳細は覚えていない。というのも『親切なクムジャさん』あたりから韓国映画が邦画なんかよりぜんぜん凄いみたいな流れがあの頃はあって、まとめ観したせいで「ぜんぶ復讐譚じゃねえか！」みたいな十把一絡げな感想を抱いてしまったためだと思う、と弁明。原作は土屋ガロン（作）、嶺岸信明（画）による同名の漫画『ルーズ戦記 オールドボーイ』っていう記述がwikipediaにあって、初めて知る。日本原作ってそう珍しくない？
それで10年ぶりに掘り起こされたハリウッド版『オールドボーイ』は、近親相姦がテーマの復讐。「そんなに恥じ入らなくても、愛し合っているなら別に近親相姦容認でもいいじゃん」というレヴィ・ストロース泣かせな感想を抱く。なぜハンマーなのかは知らない。