『VR ミッション:25』チャールズ・バーカー監督
私的評価:60点
「ゲームだと思っていたら現実だった!」というアイディア一発勝負で制作された作品だろうからあまり期待していなかったけど、けっこう面白く観れた。
ゲームも殺し合い、現実も殺し合いだと、結局ただの殺戮サバイバルゲーム以上の物語にはなりそうもない予感がしたけれど、「本当にゲームなのか?」とVRゴーグルを外してリアル殺人ではないことを確認する演出などがあって、序盤までプレイヤーたちを仮想現実だと信じ込ませようとするシーンなんかもしっかりある。その辺がVRゲームの特質を生かしていて良かったかなと。
デカいVRヘルメットを着用してウェットスーツにプロテクトアーマーを着こんでプレイするスタイルは、頭でっかちでかなりコミカルないでたちに見えるけど、登場人物もキャラ立ちしていて、結末も無理のない範囲で納得できる作り。GANTZをかなり小規模にして収まりよくしたような作品でした。
VR ミッション:25(2016)
THE CALL UP
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